高い水準で医療を提供することを心がけて
普段は築地にある聖路加国際病院で循環器内科の医師として勤務しております。
聖路加国際病院では急性心筋梗塞や大動脈解離などの生死に関わる急性期疾患から、狭心症、心不全、弁膜症などの慢性疾患の患者さんを幅広く拝見しております。
がんに代表されるように病気には色々なステージが存在しますが、心臓の病気も同様です。
心臓の血管(冠動脈)の疾患でも、心臓の血管が狭くなる前の段階の(予防が必要な)患者さん、
もう血管が狭くなってしまった(カテーテル治療やバイパス治療が必要な)患者さん、すでにカテーテル治療やバイパス手術を受けた(再発予防が必要な)患者さん、
そして再発してしまった患者さん。それぞれのステージにいる患者さんにはそれぞれ異なったアプローチが必要です。
私はそれぞれのステージにいる患者さんに対して等しく高い水準で治療を行い、アドバイスができるよう心がけております。
命を直接守る心臓カテーテル治療の質はもちろんのことですが、その前段階、もしくはその後のステージの方にも、同様に高い水準で医療を提供することを心がけております。
単に「食事に気をつけましょう」「運動をしましょう」と大雑把なアドバイスではなく、生活習慣に関する実用的なアドバイスや、
その人その人に合った検査や薬物治療を、最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいて提案出来るよう心がけております。